金魚は意外に大きくなる上に、一般に思われているよりもデリケートな観賞魚です。ですから、まず出来るだけ広い容器を用意してあげるのが末永く金魚の飼育を楽しむためのコツと言えるでしょう。
金魚鉢は風流で魅力的ですが、口が小さく空気の入りが悪いので、なるべく大きなものを選ぶとともに、中に入れる金魚も一匹だけにしておくのが無難です。そして大きくなってきたら金魚鉢から60センチくらいの水槽に移してあげましょう。
野外で育てる場合は特に猫などに襲われないよう注意が必要です。しっかりとした網などで覆い、金魚の安全を守りましょう。
エサの与えすぎは致命的な結果を招きますので特に注意が必要です。良質のエサをやや少なめに与えることを心がけましょう。水槽で管理している場合、水は週に4分の1程度を換えてあげますが、あらかじめ換える分をバケツなどに入れて一日以上放置しておきます。これにより水道水に含まれる塩素も飛びますし、バケツの水の水温も水槽内の温度と同じになります。水道水から汲んだばかりの水はとても冷たく、そのまま用いてしまうと水温が急激に低下してしまいます。これは金魚に対しては生命の危機にすら発展する大変なストレスとなり、白点病なども発生させやすくしてしまいますので、この事は金魚を飼育する上で特に注意したい重要なポイントのひとつです。
金魚にはたくさんの種類がいますが、ここでは比較的安価で趣のある代表的な種類をご紹介してみたいと思います。
もっとも見かける機会の多いフナ型のシンプルな赤い金魚です。安価で育てやすく初めて金魚を飼う方におすすめの種類です。水槽よりも屋外の大きな水瓶(みずがめ)や池で育てると太陽の光がますますその美しさに磨きをかけ、ホテイアオイ(浮き草)と一緒に泳ぐ様は実に風流です。
とても金魚らしい体型をした金魚で、羽衣のような尾びれが魅力的です。水槽で飼育する時はカモンバ(金魚草)を入れると雰囲気がでます。
頭部が大きく盛り上がってくるのが特徴の金魚です。全体的に大きなヒレを持ち、水槽で飼育しても見ごたえのある金魚です。カモンバ(金魚草)に良く似合います。
背びれのない変わった金魚です。頭部はオランダシシガシラのように盛り上がりますが各ヒレは小さめです。その顔は小型犬のパグのような愛らしさがあり、実に魅力的で人気の高い金魚です。
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