メダカには専用の飼育セットもありますが、きちんと管理さえしてあげれば、水槽のみならず、池や水瓶(みずがめ)、果てはタライやバケツでも飼育することができます。野生のメダカは、かなり流れの速い小川から、水の流れのほとんどない小さな沼にまで、様々なところに暮らしている魚ですので、こと観賞魚用に準備された環境であれば、まずたいていは順応してくれるでしょう。
メダカは上から見たときの背中のラインがとても美しい観賞魚です。水槽にこだわらず、ちょっと視点を変えて飼育してみてはいかがでしょうか。なお、野外の池でホテイアオイと一緒に入れておくと、いつのまにか自然繁殖していたりします。
メダカは極めて高い環境適応能力を持つ反面、水質の悪化には弱い面もあり、また絶食によっても急速に体力を失います。その上、いったん体調をくずすと再び持ち直すことはかなり難しいので、そうしたことからも日頃から適切な管理を怠らないことが重要になってきます。
まずエサですが、メダカの口は浮いているものを食べるのに適しています。ですから浮くタイプの小さなエサが食べやすいでしょう。常に控えめに与えることを心がけ、決してエサが残らないように十分注意します。
水槽で管理している場合は週に4分の1程度の水を換えます。換える分はあらかじめバケツに汲んでおき、一日以上放置しておいて水道水に含まれる塩素を飛ばすと共に水温を合わせます。これは汲み置き水と呼ばれるもので、メダカ飼育においては重要なポイントのひとつです。
メダカにもいくつか改良品種がありますが一般にはほとんど出回りません。その中で比較的入手しやすい品種を中心にご紹介していきます。
もっとも見かける機会の多いオレンジ色のメダカです。安価で手に入りやすく、野外の池などで育てると暗い水底との対比が極めて美しい種類です。
原種のメダカで、暗色の体にキラキラと輝く鱗がとても美しい種類です。野生のものは絶滅の危機にあるためむやみに捕まえたりしてはいけない種類です。なお、種の存続のため、黒メダカの住む川にはいかなる種類のメダカも放したりしないようにしましょう。
あまり見かけませんが、すっきりとした白い体が美しいメダカです。緋メダカと同様に上から鑑賞すると特に美しく、野外の池などでの飼育にも適しています。
あまり見かけない種類ですが、やや青みを帯びた白メダカといった種類です。慣れないと白メダカと区別が難しいかもしれません。
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